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人工知能「Chainer」が自動でイラストに色付けしてくれる!

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話題の人工知能が自動で色を塗ってくれる!

日本発の人工知能フレームワークとして国内でも多くの企業が採用しているChainerが無料で提供しているオンラインでの自動色塗りサービス「ChainerPaint」を紹介します。

このオンラインサービスは、白黒の絵を用意して、ウェブサイトでアップロードすると、人工知能が3種類のやり方で色を塗って提示してくれます。

まずは、試しにPCカフェスタッフが手書きで書いたものをJPEGにしてアップロードしてみました。

今回は白黒のイラストと、カラー写真を白黒にしたものの2枚で試してみました。

まずは、ChainerPaintのウェブサイトを開きます。

https://paintschainer.preferred.tech/index_ja.html

トップページの「画像アップロード」ボタンをクリックして画像を選択します。

画像アップロードが終わると、自動的に色付けが始まります。

色付けは「たんぽぽ」「さつき」「かんな」の3種類のキャラクターが行う設定になっていて、それぞれ切り替えを行う事で、色の塗り方が変わります。

キャラクターのボタンを押すことで、色の塗り方がかわります。ここでは「さつき」に切り替えてみました。すると以下のようになります。

左側の原画にはツールがついていて、ペンで色を付けたりすると、その色を取り入れた配色に変わります。たとえば、左側のツールの「色」をクリックしてパレットを青にして、ペンツールでお化けの下の方に線を引いてみます。すると、お化けの塗り方が青っぽい影響を受けます。

このように人工知能に少し支持を出して色合いを調整したりすることができます。

次に写真を白黒にしたもので試してみます。

この画像についても同様に画像アップロードすると、自動的に色付けしてくれます。

これも同様にキャラクターの名前を変更することで色付けの仕方がかわります。ちょっと油絵風になりました。

画面右側のプレビュー画面の上にある人の名前を変更すると色付けのイメージがかわります。

イラストの時と同様にペンで色を追加すると、人工知能がその影響を受けた色付けにします。

気に入った色付けが完成したら、「ダウンロード」ボタンをクリックしてJPG画像をダウンロードできます。

原画も修正できる

簡単な線画の編集も可能です。「線画編集」ボタンをクリックして、原画の編集モードへ切り替えます。画面左側には線を引くツールが出ますので、薄い線や切れてしまっている部分などはここで自分で線を入れて修正できます。

線画の修正も人工知能に任せる場合にはこちらにも2種類のキャラクターが居ます。「パンダ」まはた「しろくま」のどちらかを選んで「ペン入れ」ボタンをクリックすると線画が変化します。

AI(人工知能)の技術はいろいろな場所で使われています。Chainerはその代表的なフレームワークで、言語処理や音声処理をはじめ、ロボット制御、自動運転など様々なエリアで使われています。

Chainerは日本語のドキュメントなども用意されているため、ディープラーニングの開発では日本発のフレームワークとして国内で採用されるケースも多く注目されているものの1つです。