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消費税10%、キャッシュレス決済をざっくりまとめ!

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いよいよ消費税10%。そしてキャッシュレス化へ

いよいよ消費税が10%となりました。そして以前から様々な企業が参入しているキャッシュレス化もスタート。国からも5%還元や事業者のキャッシュレス化に伴う手数料の補助などもあり、キャッシュレス化への流れは益々進むと予想される中、小規模店舗などでの対応の遅れや、制度の複雑さにより結局分かりやすい現金を選ぶという声もあり、混乱も予想されています。

ここで今回国の制度として用意されている「消費者還元事業者」について知っておきましょう。

<今回の内容>

  • まずは基本をおさらい
  • いつどのタイミングでポイント還元されるのか?
  • もっとお得になるQRコード系サービス
  • キャッシュレス決済ができても還元対象店舗とは限らない。
  • 還元されるポイントには上限がある
  • 主要なキャッシュレス決済業者一覧

まずは基本をおさらい!

まずは、キャッシュレス決済の仕組みについて整理しましょう。中小規模の店舗などではキャッシュレス決済を行えば5%、大手企業やフランチャイズチェーンなどの場合は2%の還元があります。

例えば10,000円の買い物をした場合、消費税が1,000円ですので、11,000円をキャッシュレスで支払いますが、中小企業で買い物をした場合は550円分が還元され、大手店舗やフランチャイズの場合は220円分のポイントとして戻ってきます。

いつどのタイミングでポイント還元されるの?

このポイント還元の方法はキャッシュレス決済手段によって異なります。詳しくは各決済事業者に問い合わせる事になりますが、例えば現在利用者が拡大中の「Paypay(ペイペイ)」では、5%分が一定期間後にPaypayボーナスとして還元されます。楽天ペイなどでは、翌々月末に楽天スーパーポイントとして戻ってきます。Origami Payなどでは即時還元なども行っています。

更にお得!なキャンペーンを敷くQRコード系サービス

10月1日からPaypayとLine Payではユーザー拡大を狙って、5%の還元に加えて、さらにプラスアルファのポイントをバックするキャンペーンが始まりました。

Paypay(11月30日まで最大10%還元)

10月1日~10月30日までの期間「まちかどペイペイ」というキャンペーンで消費者還元事業者から返される5%に加え、PayPay自体がさらに5%をプラスし、合計10%還元されるキャンペーンをスタートさせました。更にそれだけではとどまらず、提携店舗などで10%還元や、1日限定で最大20%、50回に一回の確率で10万円まで全額戻ってくるキャンペーンなどが予定されています。10万円を超えるような買い物を控えている場合はこの日に合わせてPaypayで決済したくなる内容です。

Line Pay(6/30までずっと最大7%還元)

ラインペイでは前月の利用実績に応じて当月の還元額が変動するマイカラーを実施。国の制度での5%に加えて0.5%~最大で2%の還元が2020年6月30日の期間中ずっと受けられます。

さらに10月中旬からは最大で12%になるキャンペーンを10月末まで開催します。

Origami Pay(2020/1/31まで即時最大8%還元)

信金などが勧めているOrigami Payは通常翌月末などに還元されるポイントを即時還元するという特徴があります。どのお店でもOrigami Pay加盟店なら3%還元され、更に消費者還元事業者であればプラス5%の合計8%のキャンペーンです。

楽天ペイ(登録事業者でなくても5%還元)

楽天ペイが導入されている店舗では、消費者還元事業者に登録されていない店舗で購入しても必ず6月30日までの間5%還元を保証するキャンペーンを行っています。大手やチェーン店は通常2%ですが、それら店舗でも5%になります。

他にも、NTTドコモのd払いやau pay、メルペイなどもそれぞれキャッシュレスポイント導入に向けたユーザー獲得キャンペーンを行っています。詳しくはそれぞれの公式サイトへ(このページの最後にリンクを用意してあります。)

キャッシュレス決済ができても10月1日から全部のお店で5%(2%)がもらえるわけではない。

冒頭にも述べた通り、中小規模の店舗での導入が現在非常に遅れています。手続きなどが煩雑で分かりにくい仕組みになっていることもあり、対応が遅れています。個人店などでも未だキャッシュレス決済自体の導入がされていなかったり、これから導入しようというところも多いようです。

消費者還元事業者に登録を申請してもそこから1か月程度の時間を要するため、10月1日から直ぐポイント還元されるかどうかは店頭で聞くことになります。

政府は消費者還元事業者に登録されている店舗にはポスターや店頭ステッカーを発送し、消費者へ告知するように通知をしているため、写真のようなポスターやステッカーが貼られている店舗が目印となります。

 

還元されるポイントには上限がある。

キャッシュレス決済は大きく分けてクレジットカード、QRコード系、電子マネー・プリペイド系などに分かれていて、月額または決済毎でのポイント還元上限も設定されています。決済別のポイント還元上限はこちらの一般社団法人キャッシュレス推進協議会の公式サイトにてご覧いただけます。

主要な決済業者の一覧

以下、種類別にまとめてキャッシュレス決済の際にポイント還元対象となる主要な決済業者の一覧です。