ペリフェラルの基本:コンピュータの周辺機器
ペリフェラルとは、英語の「peripheral」から来ており、「周辺の」という意味があります。ICTの文脈では、コンピュータ本体以外の周辺機器を指します。コンピュータ本体が情報を処理する司令塔だとすれば、ペリフェラルは情報を送ったり受け取ったりする役割を担っています。
具体例で見るペリフェラル
コンピューターの世界でいうコンピューター以外の「ペリフェラル」は以下のようなものがあります。
- 入力機器:
- キーボード:文字や数字を入力
- マウス:画面上のポインターを操作
- マイク:音声を入力
- スキャナー:画像や文書を取り込む
- タッチパネル:画面に触れて操作
- 出力機器:
- ディスプレイ:画像や映像を表示
- プリンター:紙に印刷
- スピーカー:音声を出力
- プロジェクター:大きな画面に投影
- 記憶装置:
- USBメモリ:データを手軽に持ち運び
- 外付けハードディスク:大容量のデータを保存
- SDカード:カメラやスマートフォンなどで使用
- 通信機器:
- モデム:インターネットに接続
- ルーター:複数の機器をネットワークに接続
ペリフェラルの考え方
この「ペリフェラル」という言葉はICTの技術書など様々な説明分などで登場します。ペリフェラルという言葉は主たる装置とその周辺という意味でもあるため、例えばBluetoothなど無線通信の世界で、スマホとイヤフォンを接続する場合、スマホをセントラルとして、イヤフォンをペリフェラルと考えて接続します。イヤフォンを複数持っている場合、1つのセントラルに複数のペリフェラル接続となります。Bluetooshの場合は、複数のセントラルに複数のペリフェラル接続を行うスキャタ・ネット接続があり、複雑な関係を示す場合もあります。