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閲覧者はホームページのどこをクリックして移動しているのか

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ページ内のどのリンクをクリックしているのか?

Googleアナリティクスでのアクセス解析は各ページ間の遷移について見ることができます(行動フロー)。しかし、ページ内にある数多くのリンクのうち「どこに配置されているリンクが多くクリックされているか」わかりにくい部分があります。

今回はその問題を解決するためにブラウザ「Google Chrome」に拡張機能をインストールして「ページ内のどのリンクが良くクリックされているか」を見てみましょう。

この拡張機能を利用して「より効果的なリンク、メニューの配置」などを考えていきましょう。リンクが適切に配置されていればユーザーが複数ページを閲覧し、滞在時間を長くすることができます。

ブラウザ「Chrome」に拡張機能を追加

まずは準備として、ブラウザ「Google Chrome」に拡張機能「Google Analytics」をインストールします。

Google ChromeのブラウザにAnalyticsに登録してあるアカウントでログインした状態でGoogle検索します。検索キーワードには「chrome web store」と入力しましょう。

*後からブラウザのログインアカウントを切り替えても大丈夫です。

検索結果から「Chrome Web Store」に移動します。
Googleのホームページではないものも検索結果に出ることがあるので、間違えないようにURLを確認しましょう。

Chrome Web Storeに移動後、左上の検索枠に「page analytics」と入力して検索します。

すると検索結果の一覧に「Page Analytics(by google)」が出てくるので、右にある青いボタン「Chromeに追加」をクリックして拡張機能をインストールします。

これで使用準備が整いました。

自分のページをPage Analyticsで見てみよう

拡張機能をインストールしたら、実際に自分のアナリティクスが設定されているページを表示させてみましょう。

自分のホームページに移動したらアドレスバーの右にあるオレンジ色のグラフのようなボタンをクリックして拡張機能を起動させます。

すると、ページ内に「66%」などと書かれた吹き出しが表示されました。この吹き出しにマウスを合わせると「何回クリックされたか」が表示されます。この解析の期間については左上あたりに日付設定の項目があるので適宜変更しましょう。

良くクリックされるリンクを色で表示「簡易ヒートマップ」

更にわかりやすい表示にするために簡易的な「ヒートマップ」を表示させましょう。

図中にあるような「赤・オレンジ・黄色・緑」のボタンをクリックするとページ内のどこが多くクリックされているかが色別に表示されます。

この状態で別のページも閲覧してメニューやリンクが適切にクリックされているか、ブログなどの場合は「見せたい記事の一覧から適切に記事が読まれているか」などを確認しましょう。

大雑把にですが、この解析からわかること

ページのレイアウトやデザインは大変むずかしいものです。今回のChrome拡張機能を使ってページのどこがクリックされているか、を分析してレイアウトを見直しましょう。

  • ページの複数箇所にメニューを配置してある場合、どこにあるメニューが使われやすいかが検討できます。
  • よくクリックされるページへのリンクがページの下の方に配置されている場合、ページ上部に配置変更するともっと多くクリックさせることができるかもしれません。
  • 「クリックしてほしいリンク」が「クリックされていないリンク」に囲まれている場合、もしかすると「見たいものがない」とざっくり流されてしまっている可能性があります。目立つ位置に移動させましょう。

一般的に言われているのが「ページの左上に近いリンクほどクリックされやすい」傾向があるということです。特に見てもらいたい内容があるときはなるべく「ページの左上」に配置しましょう。