新しいグループで今のところ使用できない機能
以下の機能はこれまでのグループでは使用できましたが、新しいグループではリリース直後は使用できないようです(2020年6月26日現在)。
これらの機能は順次提供されるとの事です。そのため、以下の機能(主な物のみ掲載)を使用している方は、従来のグループに戻してしばらくの間利用を継続できます。
- 共同トレイ
共同トレイの作成、トピックの割り当て、既存グループの共同トレイへの変更など。 - タグとカテゴリ
共有ラベルに関してタグとカテゴリの置き換え機能。新しいグループではラベルは使用できなくなる模様。 - モバイルブラウザからの利用
モバイル向けのユーザーインターフェイスが現時点では提供されていないようです。 - グループの会話の上部に表示されるウェルカムメッセージ
グループの会話の上部に表示されているウェルカムメッセージの追加や変更ができません。「全社員へ、1日一度はグループのメッセージを確認してください」などの表示が現時点ではできないようです。 - 管理対象メッセージへのアクセス
スパムとしてマークされた会話を表示するための機能が未実装です。
これらの機能が正式リリースされるまでは、利用方法により従来のグループを使用すると良いでしょう。
ただし、従来のグループは新しいグループに機能が追加されたのちに廃止になる見込みです(それがいつなのかは現時点で発表はないようです)。
従来のグループに戻す方法
ある日突然、新しいグループになってしまっていた、新しいグループを使ってみたがしばらくは機能の互換性の問題で従来のグループの方がよい、という場合は新しいグループから従来のグループに切り替えることができます(逆もできます)。
新しいグループの右上にある「歯車マーク」をクリックすると、従来のGoogleグループに戻す という項目があるので、それをクリックするだけで戻すことができます。
新しいグループを使ってみます
今回は、新しいグループの概要程度となりますが、インタ―フェイス等を見ていきたいと思います。
新しいグループを開くと最近のGoogleのデザインで作られた表示になっています。
従来のGoogleグループで作られたものも新しいグループに移行されます。
自分が所属する組織のグループではない、外部のグループについては「外部」と表示されるようになったようです。
グループを作成しましょう
1.グループの情報を入力してください
グループを追加するときは、画面左上の「グループを作成」をクリックします。
まずはグループの情報を入力します。
グループメール
グループに設定される固有のグループアドレスを決めて入力します。グループの代表としてメッセージを投稿するときはこのメールアドレスから送信されることになります。
グループの説明
登録されたメンバーに「何用のグループなのか」がわかるように記載します。
2.プライバシー設定を選択してください
グループの各メンバーが「グループメールは受信できるが送信はできない」、「メンバー一覧を表示できるのは管理者のみ」などの機能やアクセス制限を設定することができます。
グループに参加できるユーザー
- 「組織内の誰でも参加できる」同じ組織(ドメイン)のユーザーは誰でも招待されなくても参加できるようになります。
- 「組織内の誰でも参加をリクエストできる」同じ組織(ドメイン)のユーザーはグループ管理者に参加リクエストを送り、承認されれば参加できます。
- 「招待されたユーザーのみ」同じ組織のユーザーだけでなく、外部のユーザーもグループ管理者から招待された場合は、招待を承認するとグループに参加できます。
会話を閲覧できるユーザー
ウェブ版のグループ上でウェブフォーラムが有効になっている場合、すべての会話(過去のメッセージなど)を見ることができます。
投稿できるユーザー
グループに対してメッセージを投稿できるユーザーをしています。社内の連絡用の場合は「組織全体」、返信や受信者からの投稿を受け付けないメーリングリストなどの場合は投稿できるユーザーを「管理者、マネージャー限定」にします。
メンバー一覧を表示できるユーザー
グループに登録されているメンバーの一覧を見ることができるユーザーの範囲を指定します。社内でオープンになっているもの以外は「管理者、マネージャー」などに限定しておきましょう。
設定が済んだら次に進みましょう。
3.メンバーを追加
グループに登録する、自分以外のメンバーを追加します。
- グループのメンバー
もっとも権限が少ない一般参加者として追加されます。メンバーはメールアドレスで登録します。 - グループのマネージャー
管理者よりも限定された権限を持つユーザーを追加します。 - グループのオーナーグループに対するすべての操作が行えるユーザーとして追加します。
ウェルカムメッセージ
登録された参加者に「〇〇グループのメンバーとして登録されました」などのメッセージを登録時に送ります。
登録
- すべてのメール
グループにメッセージが投稿されるたびにユーザーに送られます。 - ダイジェスト
最大150件までのメッセージの要旨をまとめて1日1回配信します。 - 要約
最大25件の要約されていない完全なメッセージが1つのメールのまとめられて1日1回配信されます。 - なし
メンバーへのメール送信は行われません。Web上のフォーラムのみで運用する場合のオプションです。
メンバーを直接追加
- 直接追加をONにした場合
メンバーの承認を待たずに登録します。 - 直接追加をOFFにした場合
メンバーがグループに参加することを承認した場合に、メンバーとして正式に登録されます。
これでグループが作成できました。
グループにメッセージを投稿する
グループ(とメンバー)に新しいメッセージを投稿するときはグループを開いた状態で画面左上の「新しい会話」をクリックします。
すると、Gmailの新規作成のような画面が開きました。
- 差出人
ログインしているアカウントで送信する
グループへの投稿をログイン中のアカウントで行います。(あなた)と表示されています。
グループのメールアドレスで送信する
差出人の欄で「グループのメールアドレス」を選択すると、グループ(の代表者)としてメッセージを投稿できます。 - 件名
メールと同じようにメッセージのタイトルを入力します。 - 広い枠
メッセージの本文を入力します。Gmailと同様、ファイルの添付なども行えます。
メッセージの作成が終わったら作成枠の左下の「メッセージの投稿」をクリックします。
メッセージが投稿されるとメンバーにメールが送信される設定の場合はメールが送られます。
また、Web上で会話(メッセージ)の一覧が見られるユーザーのグループを開くと投稿された内容が表示されます。
返信する権限を持つユーザーは個々のメッセージに対して返信などを行い会話を続けるための投稿ができます(一覧からメッセージを選んでから操作します)。
返信する権限がないユーザーに対しても返信などがあった場合はメールでの通知をONにしている場合は返信内容が通知されます。
さらなる改良に期待
組織での一斉連絡ツールとして、メール一斉送信ツールとして、さまざまな用途に利用できるGoogleグループ。
新しいGoogleグループは従来のグループと比較して、グループ作成時の設定などがかなりわかりやすくなった、という印象です。
今後の改良でさらに使いやすいツールになることに期待しましょう。